社員インタビュー

Interview 006

K.S

部署:商品開発部 実研チーム

入社年:2015年(新卒)

構想から量産まで一貫して関わり/苦心の末に製品化された時には感無量

私が所属する実研チームでは、開発中の製品が顧客要求スペックに対して満足しているか、実験検証しています。要求されるスペックには、エアコン性能・振動・信頼性など様々な項目があるのですが、その中で私は、主にエアコン性能に関する検証に携わっています。以前は先行開発チームでバッテリークーラーの新規開発に携わっていたのですが、当時大きな組織変更があり、その製品を担当したまま現在のチームに異動。結果的に、構想段階から製品化されるまで一貫して携わることになりました。新規開発ゆえにノウハウもなく、実験検証の方法も手探り状態で、上手くいかないこともしばしば。ゼロから育て上げたので、製品化された時は感無量でした。開発に携わった製品が車両に搭載される時は、そこに至るまでの苦労を振り返ってしみじみしながら喜びをかみしめ、達成感を得られますね。

要求されたスペックを満足させる
製品開発が出来る事に成長を実感

新規開発の場合は構想段階から要求されるスペックを想定し、評価計画を立てて業務を進めていきます。実際に開発が進んでくると、どうしてもスペックを満足できない部分が出てくることもあります。設計変更をするにも検証を重ねる必要があるので、その分仕事量が多くなり、開発の終盤で苦労することになります。以前は想定が甘く、計画通りに進まずにどんどん予定が押して切羽詰まってしまうこともありましたが、実務経験を積み重ねることで、計画を立てる段階で最適な業務の進め方が分かるようになりました。現在は比較的長いスパンでスケジュールを立てても予定通りに業務を進めることができるようになり、難しい要求スペックの製品開発にも対応できるようになった点は成長を感じています。

実機主体からシミュレーション検証へ
複雑化する製品開発の効率UPにチャレンジしたい

これまでは実験といえば、実機を使って検証するのが基本でしたが、最近ではシミュレーションでの検証技術が進歩してきています。実機を使わないシミュレーションの精度が上がれば、複雑化するエアコンシステム開発にかかる膨大な工数を短縮することも可能になりますし、試作品の材料などのロスを抑えてコスト削減にもつながります。日々の業務に加えてシミュレーション技術の講習にも積極的に参加してスキルアップを図り、今後ますます複雑化するであろう製品開発の効率化にチャレンジしたいと思います。